美内すずえ短編作品語り

調子に乗った…というか、一緒に発掘してしまったので語ります(^^;)
美内作品も、そこそこのマニアです(^^;)
 
あ。先日書いた「のこされたこころ」のパターンAがわかりました。
自殺した少女の精神が生まれたての赤ん坊に入って…という話でした。
 
では美内作品語り☆
 
 
…といっても、全部読み返したわけではないので、簡単に(^^;)
 
「白い影法師」「黒百合の系図
美内作品といえば「ガラスの仮面」の印象ですが、私はホラーから入ったので、やはりホラーは欠かせない。
中学生のころは、とにかくホラーマンガばかり買っていました。(今はまったくといっていいほど買っていないのが不思議)
で、特に怖いのが上の2作。
クライマックスのシーンがトラウマになってる方も多いのでは?
 
「エリカシリーズ」
上記「白い影法師」(※新書版)に同時収録されている短編2本をエリカシリーズとしてみました。
こちらはホラーではなく、なんだろ…コメディ?
とある理由から詐欺を働く女の子の話です。
サクサク読めて、ピンチにハラハラして、同業者の青年とのやりとりにドキドキして、最後にスカッとするお話ばかり。
本格的に青年と組む…直前で終わっていて、続きは書かれていません。
ガラスの仮面が終わったらコレの続き書いてくれないかなー(^^;)
詐欺師モノなんて、今の御時世、厳しいのかもなー(^^;)
 
「魔女メディア」
西洋ホラーもの。
小学生のころ、これを友達に借りて、何度も何度も読み返しました。
好きすぎて、友達から本を譲ってもらった記憶があります…(^^;)
単行本1冊で味わえる、テンポのいい(?)ホラーです。
 
「王女アレキサンドラ」
サクセスストーリー(?)系。
盲目の王女、アレキサンドラに降りかかる数々の試練。それらを機転と愛で乗り越えて、周りを幸せにしていき、ついには…、という美内先生の構成力が存分に味わえます。
 
「雪の音」
大好きな短編です。
声が似ている、という理由で替え玉に選ばれた少女。別荘で過ごす相手は盲目の婚約者…。
最後のどんでん返しと、そこに繋がるきっかけの一言が好きすぎる。
何度でも読み返したい一作です。
 
「孔雀色のカナリア
サスペンス。
最後のシーンが、とにかく好き。
今思えば探偵役のポジションが異色ですね。
 
他にもありますが、とりあえずは読み返した分だけ(^^;)
また書き足すかも〜(^^)
 
美内短編作品は、女の子が頑張るので好きです。
当時の少女漫画界は、頑張る女の子と、引っ込み思案の女の子のパターンが多かったような気がします。
 
すべての作品は白泉社文庫の「美内すずえ傑作選」で読めます。
当時の単行本の方が、修正が無くて時代を感じます(^^;)
 
さーて、まだまだ読むぞー(^^)