佐々木淳子短編作品語り

中学生の頃、友達に借りた「ダークグリーン」から、佐々木作品のファンになりました。
そこから色々と作品を集めだして、ほぼすべての刊行物を集めました(^^)
 
その中から、好きな短編作品を勝手に語りたいと思いますー(^^)
 
 
「リディアの住む時に…」
初期作品集『WHO!』に収録。(ちなみに『WHO!』は刊行された3種全て持ってます(^^;))
佐々木先生が得意とする時間もの。
初めて読んだときは全然理解できなくて、何度か読んで構成力に吃驚した思い出があります。
何度読み返しても新鮮な、すごい作品です。
 
「赤い壁」
こちらも『WHO!』に収録の、佐々木先生の真骨頂の夢の話。
最後の方の見開きの画面は忘れられません。
作品集の最初に載っていたので、印象深いです。
 
「ミューンのいる部屋」
同じく『WHO!』収録。
ラストのページは衝撃でした。SFとはこういうものか、と中学生の脳にたたきつけられたような感じでした。
 
「WHO!」
同じく『WHO!』収録。
ショートショート系。マンガ向きのお話です。
 
「霧ではじまる日」
ブレーメン5』に収録。
SFとしてはスタンダードな形なのかも?
SFを読み込んでいるわけではないのですが、ラストのオチは思ってもみなかったのでビックリしました。
 
「最後の海」
『リュオン』収録。リュオン (幻冬舎コミックス漫画文庫 さ 2-1)
ショートショート系。
なかなか単行本に収録されずにいた作品で、やっと読み返せました。(確か『ふぁんデラ』の創刊号に掲載されたはず)
青年の最後のモノローグが佐々木作品らしくて好きです。
 
「ショートトゥイスト」
時間もの。やはり結末がすごい。
続編を読んで「母はやさしくほほえんで」をちょっと思い出した(^^;)
 
オパールの竜」
物の捉え方の固定概念を破ってくれるのが楽しい作品です(^^)
夢の中の竜の表現からラストまでの繋がりににやっとしてしまいます(^^)
 
 
はー、楽しかった(^^;)
「リディア〜」や「赤い壁」は、絶版の本でしか読めないので、また発売して欲しいなぁ。
おつきあいありがとうございました(^^)